2016イラン その9 ペルセポリス

シラーズからペルセポリスへ行くには現地ツアーを申し込むか、個人で車を手配して行くかどちらかになります。集団行動が根っから苦手なのでツアーは選択肢に入りません。

個人の場合、移動コストが一番安くすみそうなのはシラーズの北50kmほどにある町マルヴタシュトまでミニバスで移動し、そこからタクシーでさらに北へ10km程移動するとペルセポリスへ到着します。ホテルからバスターミナルまで50000リアル、ミニバスが15000リアル、マルヴダシュトからのタクシーが50000リアルくらいらしい・・・このプランで行ってみることにして、ホテルでタクシーを呼んでもらいます。

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2016イラン その8 シラーズ編

シラーズはテヘランの南約600kmに位置しています。アケメネス朝の中心地として栄え、ダリウス1世が築きあげアレクサンダー大王が火を放ったペルセポリス(ペルシア語ではタフテ・ジャムジード)が北東60km程の場所にあります。古来から著名な詩人を幾人も輩出し、歴史と詩と薔薇の都として知られていますが、20世紀初頭の大地震の際イスラム教徒の少女がユダヤ人に殺害されたという噂からポグロムが発生するという血なまぐさい過去も持つ都市です。

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 中心部を通るカリム・カーン・ゼンド通りに跨がる派手な照明が施された歩道橋。車道の交通量がかなり多いので何度もこの歩道橋を渡ったが、地元の人は平気で車道を横断していた。

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2016イラン 番外編 トイレのこと

海外旅行でカルチャーギャップに苦しむ原因は、生命維持活動に関わる部分であることが多いです。衣食住いずれかが順応できないと、楽しい旅行が憂鬱なものになってしまいます。幸い俺はそういう変化を楽しめる性格なので、今まで海外でそのようなトラブルに陥ったことはありませんが、今回は唯一懸念材料がありました。飲んで食ったら出す、トイレのことです。

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2016イラン その7 テヘラン観光~パスポート行方不明編

ホテルの朝食は一応ビュッフェ形式という体裁でしたが、卵(目玉焼、イラン風卵焼き、ゆで卵)、炒めたポテトとソーセージ(チキン)のメイン料理と、サラダ(キュウリ、トマト、クリームチーズ(しょっぱい)、オリーブ、ドライフルーツ(デーツ等)にヨーグルトをかける)、パン(食パン、ナン)という内容で、1,2泊ならいいけど3泊すると絶対に飽きるなと思いました。でも食べる。

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2016イラン その6 テヘラン早朝散策編

時差ボケで早朝に目が覚めます。5月はサマータイムなので、日本との時差は4時間30分。

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 ホテルの窓から見た風景 四角い建物ばかりなのはイラン・イラク戦争時にやたらと建てられたというソ連式集合住宅の名残か?

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2016イラン その5 テヘラン潜入編

両替をしたあとは空港のSIMカード販売店でプリペイドSIMを入手します。

イラン国内はLTEもサービスが始まったらしく通信環境は悪くないようです。リサーチしたら7日間限定のプリペイドSIMというのがあるようなので販売店のお兄ちゃんに尋ねたところ、英語があまり通じない様子。

単語の連呼でなんとか通じ、紙に25000と書いてよこしたので、おそるおそる25000リアルを差し出したら正解だったようです。

25000リアル(日本円で90円程)とは随分安いなと思ったんですが、安いなりの理由があって、そのせいで後日面倒なことになります。

これでテヘラン市内へ移動する前の準備はすべて終わりやっと移動です。長かった、文字数的にも。

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2016イラン その4 両替編 『現金に手を出すな』

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昼下がりのイマームホメイニ空港

 

市内へ向かう前に空港で両替とプリペイドSIMを手に入れます。

長年アメリカ・EUから経済制裁を食らっていたイランでは、クレジットカードが使えずATMもローカルの銀行オンリーなので、外国旅行者はとにかく現金を確保する必要があります。

イラン国内で強い外貨と言えば米ドルだと聞いていたのですが、一足先にヨーロッパからの経済制裁が解除された影響か、現在はユーロの方が多く流通しているようでした。

日本で米ドルに両替し、目減りした現金をさらに目減りさせないようにレートの良い両替をしたいところですが、空港の両替窓口がなかなか良いらしいのでここでまとめて両替です。

レートは1ドル=約31000リアルでした。いいのか悪いのかわかりませんが、まとまった金額を両替して大量にリアルを手に入れます。狂乱のバブルマネー(若干目減りしている)です。

 ここでイランの通貨事情を説明させて頂くと、「リアル」という貨幣単位の他に「トマン」というのがあります。これは正式には使われていない古い通貨単位なのですが、イラン社会では未だに常用されています。

10リアル=1トマンという計算ですが、イラン人は大体単位を省略して金額のみを言ってきます。これには最後まで慣れなかった・・・

例えばタクシーに乗って「○○までいくら?」と尋ねて「5000かな」と言われたので素直に5000リアルを差し出すとドライバーからお前マジ?と笑われます、鼻で。

この場合正解は5000トマンつまり50000リアル(約1.6ドル)となります。

次に街中の雑貨屋で500mlのミネラルウォーターを一本買います。店主から「10000です」と言われたのでおずおずと100000リアル紙幣を差し出すと、店主は面倒くさそうな顔をしながらミネラルウォーターと一緒に大量の釣り銭を渡してくれます。

この場合の正解は10000リアル(約0.3ドル)です。正直やってらんねえと思いました。

冷静に計算すると大抵妥当な金額になってるのですが、お金のやりとりをするたびに「このシチュエーションに当てはまる単位はどっちだ?」という二択を無言で強いられるのはなかなか辛かったです。

 

その5へつづく