2016イラン その7 テヘラン観光~パスポート行方不明編
ホテルの朝食は一応ビュッフェ形式という体裁でしたが、卵(目玉焼、イラン風卵焼き、ゆで卵)、炒めたポテトとソーセージ(チキン)のメイン料理と、サラダ(キュウリ、トマト、クリームチーズ(しょっぱい)、オリーブ、ドライフルーツ(デーツ等)にヨーグルトをかける)、パン(食パン、ナン)という内容で、1,2泊ならいいけど3泊すると絶対に飽きるなと思いました。でも食べる。
続きを読む2016イラン その5 テヘラン潜入編
両替をしたあとは空港のSIMカード販売店でプリペイドSIMを入手します。
イラン国内はLTEもサービスが始まったらしく通信環境は悪くないようです。リサーチしたら7日間限定のプリペイドSIMというのがあるようなので販売店のお兄ちゃんに尋ねたところ、英語があまり通じない様子。
単語の連呼でなんとか通じ、紙に25000と書いてよこしたので、おそるおそる25000リアルを差し出したら正解だったようです。
25000リアル(日本円で90円程)とは随分安いなと思ったんですが、安いなりの理由があって、そのせいで後日面倒なことになります。
これでテヘラン市内へ移動する前の準備はすべて終わりやっと移動です。長かった、文字数的にも。
続きを読む2016イラン その4 両替編 『現金に手を出すな』
市内へ向かう前に空港で両替とプリペイドSIMを手に入れます。
長年アメリカ・EUから経済制裁を食らっていたイランでは、クレジットカードが使えずATMもローカルの銀行オンリーなので、外国旅行者はとにかく現金を確保する必要があります。
イラン国内で強い外貨と言えば米ドルだと聞いていたのですが、一足先にヨーロッパからの経済制裁が解除された影響か、現在はユーロの方が多く流通しているようでした。
日本で米ドルに両替し、目減りした現金をさらに目減りさせないようにレートの良い両替をしたいところですが、空港の両替窓口がなかなか良いらしいのでここでまとめて両替です。
レートは1ドル=約31000リアルでした。いいのか悪いのかわかりませんが、まとまった金額を両替して大量にリアルを手に入れます。狂乱のバブルマネー(若干目減りしている)です。
ここでイランの通貨事情を説明させて頂くと、「リアル」という貨幣単位の他に「トマン」というのがあります。これは正式には使われていない古い通貨単位なのですが、イラン社会では未だに常用されています。
10リアル=1トマンという計算ですが、イラン人は大体単位を省略して金額のみを言ってきます。これには最後まで慣れなかった・・・
例えばタクシーに乗って「○○までいくら?」と尋ねて「5000かな」と言われたので素直に5000リアルを差し出すとドライバーからお前マジ?と笑われます、鼻で。
この場合正解は5000トマンつまり50000リアル(約1.6ドル)となります。
次に街中の雑貨屋で500mlのミネラルウォーターを一本買います。店主から「10000です」と言われたのでおずおずと100000リアル紙幣を差し出すと、店主は面倒くさそうな顔をしながらミネラルウォーターと一緒に大量の釣り銭を渡してくれます。
この場合の正解は10000リアル(約0.3ドル)です。正直やってらんねえと思いました。
冷静に計算すると大抵妥当な金額になってるのですが、お金のやりとりをするたびに「このシチュエーションに当てはまる単位はどっちだ?」という二択を無言で強いられるのはなかなか辛かったです。
その5へつづく
2016イラン その2 フライト編
今回は初めてづくしの旅行でしたが、行き帰りに利用したカタール航空も初めて。
燃料費にアドバンテージがあるのか、他社に比べて割安の料金、広めの座席、エコノミーでも割と充実したアメニティ、バラエティに富んだエンターテインメントと満足度はなかなか高く良かったです。
GWということもあって機内は満席、格安チケットの俺は問答無用で真ん中の座席に割り当てられ、前の席には環境ストレスに泣き叫ぶ幼児、後ろの席には深夜便にもかかわらずずっと喋り続けている女性3人組という好立地でしたが、うとうとしながら『レヴェナント』を見つつトランジット先のドーハまで10時間ちょっとのフライトを乗り切りました。熊が凄かったですね熊が。
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