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2016イラン その4 両替編 『現金に手を出すな』

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昼下がりのイマームホメイニ空港

 

市内へ向かう前に空港で両替とプリペイドSIMを手に入れます。

長年アメリカ・EUから経済制裁を食らっていたイランでは、クレジットカードが使えずATMもローカルの銀行オンリーなので、外国旅行者はとにかく現金を確保する必要があります。

イラン国内で強い外貨と言えば米ドルだと聞いていたのですが、一足先にヨーロッパからの経済制裁が解除された影響か、現在はユーロの方が多く流通しているようでした。

日本で米ドルに両替し、目減りした現金をさらに目減りさせないようにレートの良い両替をしたいところですが、空港の両替窓口がなかなか良いらしいのでここでまとめて両替です。

レートは1ドル=約31000リアルでした。いいのか悪いのかわかりませんが、まとまった金額を両替して大量にリアルを手に入れます。狂乱のバブルマネー(若干目減りしている)です。

 ここでイランの通貨事情を説明させて頂くと、「リアル」という貨幣単位の他に「トマン」というのがあります。これは正式には使われていない古い通貨単位なのですが、イラン社会では未だに常用されています。

10リアル=1トマンという計算ですが、イラン人は大体単位を省略して金額のみを言ってきます。これには最後まで慣れなかった・・・

例えばタクシーに乗って「○○までいくら?」と尋ねて「5000かな」と言われたので素直に5000リアルを差し出すとドライバーからお前マジ?と笑われます、鼻で。

この場合正解は5000トマンつまり50000リアル(約1.6ドル)となります。

次に街中の雑貨屋で500mlのミネラルウォーターを一本買います。店主から「10000です」と言われたのでおずおずと100000リアル紙幣を差し出すと、店主は面倒くさそうな顔をしながらミネラルウォーターと一緒に大量の釣り銭を渡してくれます。

この場合の正解は10000リアル(約0.3ドル)です。正直やってらんねえと思いました。

冷静に計算すると大抵妥当な金額になってるのですが、お金のやりとりをするたびに「このシチュエーションに当てはまる単位はどっちだ?」という二択を無言で強いられるのはなかなか辛かったです。

 

その5へつづく