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2016イラン その3 入国編 『まずあっちの窓口へ行け』

ビザが必要な国はほとんど渡航経験無くて(カンボジアくらいかな?)、旅行前に書類や写真を用意するの面倒くさいので、つい二の足を踏んでしまいます。

イランは数年前まで身元保証人が必要だったり、ビザを申請するための発給番号(整理券みたいなもの)が必要だったりと超面倒くさい国の一つでしたが、現在は30日までの観光目的なら空港到着時にビザを取得できるようになりました(事前に滞在先が決まっている必要があるので完全ノープランはムリみたい)、空路のみのようですがこれは画期的。

 イマームホメイニ空港へ降り立ち、寝不足の頭を抱えて入国審査方向へ向かうと、それらしき窓口が見えてきます・・・3つ。

 

一番人だかりがしている窓口へ向かいます。中国の学生さんらしき5人くらいの若者グループ、日本人の3人家族、こざっぱりした白人男性などが並んでいるというか、群がっていました。以後窓口1とします。

俺「ビザください」

窓口1「まずあっちの窓口2でインシュアランス取ってこい」

ハズレでした。

 ビザの取得には旅行保険が必要なようです。窓口2には値段表(ユーロ表記)が貼られてあり、日本人だと告げると「日本人ならプレミアムの保険が必要」と言われました。何がプレミアムなんだ・・・

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プレミアムな旅行保険

 

イランは現在ヨーロッパ圏からの観光客がとても多いらしく、外貨表記はユーロが基本でした。俺は米ドルを用意していたので、ドルだといくらか尋ねたところ18ドルでした。

別口で入る旅行保険としては結構安いですね、健康保険しかカバーされて無いみたいだけど。

 俺「インシュアランス取ってきました」

窓口1「そうか、じゃあ隣の窓口2で用紙を貰って必要事項を記入してこい」

窓口1と2は隣同士の席になっていて、その用紙はその間に置いてあります。

ここで渡して貰ってもいいんじゃ・・・?

お役人様のおっしゃるとおりに窓口2へ並び直します。

 俺「用紙ください」

窓口2「どうぞ」

この白い用紙には滞在先の名前と連絡先の記入が必要になります。これ重要。

 俺「用紙記入してきました」

窓口1「じゃあ向こうの銀行窓口で手数料払ってこい」

ここで新たな窓口が登場です、両替屋かと思ってた。

 俺「お金払いに来ました」

窓口4「日本人はプレミアムだから70ドルな」

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プレミアムなビザ発行手数料

 

70ドル支払うと赤い紙と青い紙2枚綴りの領収証を貰います。

同じタイミングで日本人の3人家族が手続をしていて、お母さんが「3人で210ドルもするの!高い!」と吠えていました。外国人には子供料金など存在しない国イラン。非情です。

時計を見るとこの時点で30分以上経過していました。時差ボケと寝不足の二重苦に苛まれ思考能力がゴリゴリ削られていきます。このタイミングで洗脳を受けたらコロッとやられますね、これが社会主義国家の手口か・・・

俺「お金払ってきました・・・」

窓口1「よし、ビザ発行してくるからちょっと待ってな」

ついにミッションコンプリートです。あとは呼ばれるのを待つのみ。

待つのみ・・・30分経っても一向に呼ばれる気配がありません。

 周りの様子をうかがってみると皆さんスムーズにはいっていないようで、中国人グループの気の強そうな女性は5分おきくらいにビザはまだできないのかと係員をもの凄い勢いで問い詰めていましたが、係員はどこ吹く風で全然気にしていませんでした。お役人の鑑です。

日本人家族の小学校2年生くらいの男の子は、暇を持てあましそこら中を駆けずり回り、"Passengers No Entry"という立て札が立っている廊下へ突入しようとしたところをお母さんに阻止されたりしています。

白人男性はどうやら南アから公用で来ているらしく、ドイツの大使館でもらった書類がどうたらこうたら話していたのに、係員は生返事しながら観光ビザを取らせようとしていました。お役人の(略

ひょっとしてビザをもらえないままこの空港にずっと滞在することになるのではないか、そんな不安が頭をよぎり始めた頃、やっと名前を呼ばれました。

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ビザゲットだぜ

 

箔押しでカッコイイです、さすが70ドルもするだけはある・・・日付が二種類あって、右側はイラン歴かな?

無事ビザも手に入り入国審査を受け、こんな面倒くさい手続したあと審査することあるのか・・・?と思いながらやっと入国です。

 

その4へつづく